拡張型心筋症と心臓肥大の違い
質問
4歳半の♂シーズーを飼っています。
2歳ごろから、呼吸困難や痙攣が見られたので大学病院まで行って検査したところ
拡張型心筋症と診断されました。
「拡張型心筋症」も「心臓肥大」も心臓が肥大する病と聞いていますが、
この病気の違いは何なのでしょうか?
拡張型心筋症の方が珍しい病と聞きましたが…。
回答
ご質問ありがとうございます。
さて、ご質問の拡張型心筋症と心臓肥大についてですが、
厳密には違うものです。
- 拡張型心筋症は
心臓の筋肉が駄目になって、結果としてパンパンに膨らんでしまう(=拡張)病気
- 心臓肥大は
心臓の筋肉が分厚くなった状態
を指します。
と言っても分かりにくいかと思いますので、
水風船を想像して下さい。
お祭りの時に売っている、中に水の入ったアレです。
心臓は血液の入った袋のような形をしています。
水風船で言ったら、風船部分が心臓、水が血液にあたります。
- 心臓の拡張というのは、水風船に水を沢山入れてパンパンになった状態です。
- 心臓の肥大というのは、水風船自体が分厚くなっている状態です。
という感じです。
診断・治療する獣医師にとっては大事な区別なのですが、
飼い主さんからすると細かくて難しいですので、混乱させないように、
心臓が大きくなる事 = 心肥大
と簡略化してお話しされる獣医さんが多いようです。
文字だけの説明で上手く伝えられたか微妙ですが、ご理解頂けましたでしょうか?
どうぞお大事にして下さい。
心臓病トピックス
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